畜産は思ってるより楽しい!

畜産は『きつい・危険・きたない』といった3K が揃っていると思われがちです。しかし今回現場に参加させていただき、そんなイメージは古いのだと実感しました。
少しでも興味がある人はインターンシップに参加し、自分の目で確かめて見て欲しいと思います。

鹿児島大学共同獣医学部獣医学科

田村 優依 さん

ジャパンファームのインターンシップで、世界で活躍する企業の現場を知ろう!

株式会社ジャパンファームでは、養鶏・養豚などの畜産事業、バイオマス事業など様々な業務の現場を実際に体験してみたいインターンシップ生をお迎えしています。

大学1年からのインターンシップ挑戦

大学一年生の9月、株式会社ジャパンファームさんのインターンシップに参加させて頂きました。大学一年からインターンシップに行くのは、現場の方々に迷惑をかけてしまうかもしれないと不安でしたが、今回無事に成し遂げることができました。
この体験記を読んでいる皆さんにジャパンファームさんのインターンシップとはどのようなものか、少しでも知ってもらえれば嬉しいです。

インターンシップに参加した理由、きっかけ

獣医師になりたいと思い獣医学部に入学しましたが、自分がどのような分野を極めて職に就きたいか考えた際、動物園にいる大動物・豚や鶏などの畜産動物・世界で活躍できる防疫関係など、学びたい分野は思っていたより多かったです。そこで、現場についてもっと詳しくなり、夢の方向性を決めたいと思い、インターンシップに応募しました。

インターンシップ参加のための選考や参加に向けて準備したこと

企業ついて調べたり、どのようなお仕事をされているのかH Pから学んだりしました。
また事前に何度もW E Bで打ち合わせをして、インターンシップの目的や日程について相談しました。
今回のインターンシップでは、私は現場に携わらせていただく代わりに、ジャパンファームさんの抱える課題を解決するお手伝いをさせていただくことも目標に上がりました。
ジャパンファームさんの抱える課題とは『若者の畜産への関心の低さ』です。この問題を解決すべく、鹿児島で畜産をすることの魅力を伝えることを目標に掲げました。

研修内容(チキン事業)

見学・体験をしたのはチキン生産事業と養豚事業と環境事業です。
チキン事業では、孵卵肥育種鶏の現場にお邪魔しました。
孵卵課では農場内で卵から雛がどのように孵るのか教えてもらったり、雛の雌雄の鑑別をさせて頂きました。
選別の仕方から丁寧に教えて頂き、間違えた際にもフォローしていただけたので、初心者の私でも無事にお手伝いできました。 

肥育課では入雛作業(孵卵場から運ばれてきた雛たちを肥育鶏舎に入れる作業)のお手伝いと、最新の設備を取り揃えたシステム鶏舎を見学させていただきました。
ジャパンファームさんはケンタッキーフライドチキンにも出荷しており、その際に雌の鶏が求められるため、雄と雌を別々に飼っています。ヒヨコの段階では、ぱっと見では雌雄の区別がつかずどっちも可愛いです。

30日齢の鶏たちがいる鶏舎には、もう雛とは呼べない大きさになっていて驚きました。
最新設備によって、ほぼ全自動で換気や温度調節、エサと水の給与が行われていました。ほぼ全自動になったとはいえ、鶏の容態のチェックや環境のチェックは欠かせません。毎日鶏目線で考え、より良い環境にしていくことが必要だと職場の方々は口を揃えておっしゃっていました。

種鶏課では卵を生む親鶏たちを育てます。訪れた鶏舎にいた鶏たちは30週齢目の鶏たちがいました。だいぶ大きいです(笑)
種鶏課では最初は雌雄別々に飼い、交配できる段階になると雌雄を合わせます。鶏たちは思っていたより大人しい上に、歩いた後を追いかけてくる姿は可愛かったです。

 

防疫課では現役で活躍されている獣医師さんとお話をする機会を設けていただき、ヒヨコの採血や鶏の解剖の見学をさせていただきました。
実際に解剖の現場に参加させていただくのは初めてであったため、抵抗がありましたが、防疫課を訪問させて頂く前に、孵卵・肥育・種鶏を見学し、命の連鎖やありがたみを実感していたため、解剖に対して真摯に向き合うことができました。

研修内容(養豚事業)

養豚事業は種豚分娩離乳肥育家畜診療所の分野に分かれており、今回の見学では分娩課の豚舎の中を見学させていただきました。

分娩課の仕事は生まれた子豚の健康管理や、お産がうまくいかない時のほう助などです。
お仕事のやりがいを伺うと、手をかけて育てた豚が病気などにかからず無事に出荷される際に達成感を得るとおっしゃいました。
豚の伝染病は全国各地や周辺地域において発生しており、それらを農場に持ち込まない為に毎日のシャワーインを義務化する等防疫の徹底をしており、従業員の方々はそれほど豚に愛情と情熱を注いでいることが伝わりました。

研修内容(環境事業)

株式会社ジャパンファームさんでは環境事業にも取り組んでおられ、自社でバイオマス発電所を設けたり、豚糞の肥料化などにも邁進されたりしています。動物を育てる過程で無駄になるところなんてないと学びました。

畜産は楽しい!

私から畜産に興味のある方々にお伝えしたいことがあります。
それは畜産は思ってるよりも楽しい!!』ということです。
畜産は3Kが揃っていると思われがちですが、そのようなイメージは古いのだと実感しました。
肥育課でも紹介したように機械化が進んでいるため、人への負担や重労働は減っています。また、自動換気システムもついているので、臭いも全く気になりませんでした。このように実感できたのは現場に実際に参加させて頂いたためだと思います。
少しでも興味がある人はインターンシップに参加し自分の目で確かめて欲しいと思います。

畜産はとてもやりがいを感じる仕事!

アットホームな職場で

好きな動物の命に携わろう。

INTERNSHIP

ジャパンファームのインターンシップ

豚がいて、

ジャパンファームではたくさんの子豚が毎日生まれ、データに基づいて安全に育てられています。
子豚・肥育する豚・母豚・種豚など、豚の段階によって担当する部署のスタッフが毎日愛情をこめて世話をします。

鶏がいる!

ジャパンファームでは親鳥が産んだ卵から孵ったヒナを一から育てています。
鶏舎内の気温や湿度を自動管理しながら、人の目を使って健康状態をチェックし、ヒナにとって快適な環境を作っています。
年間4,100万羽を出荷するジャパンファームの生産体制ですが、1羽1羽手を抜くことなく愛情込めて肥育することが私たちのミッションです。

キツいと思うこともあるけど…
鹿児島で畜産をすることは、思っているより楽しい!!

Feature point 01

動物の命に携われる!

出身学部に関係なく、興味があれば動物に携わる仕事ができる間口の広さがポイントです。
私たちは、専門的な知識や資格の有無は問いません。経験を通して専門的な知識を幅広く学んでいくことを重視しています。

Feature point 02

機械化が進んで働きやすい!

鶏舎や豚舎のシステム化が進み、従業員の負担を低減する環境整備が進んでいます。
システムと人の目で管理することで動物たちの環境ストレスが減り、快適な施設で育てられることで収益化の向上にもつながっています。

Feature point 03

イメージほど臭くない!

機械化と換気システムの向上により、システム鶏舎や豚舎では24時間換気が行われています。
畜産と聞いてイメージするよりもにおいが少ない環境で私たちは働いています。

3つのポイントを兼ね備える
株式会社ジャパンファーム

私たちはチキン事業と養豚事業をメインに持つ、三菱商事グループが推進する畜産食品バリューチェーンの生産・加工(製造)部門の企業です。
主にスーパー、コンビニエンスストア、ファストフードやラーメン等の外食、メーカー向けの食肉・食肉加工品.スープ等を、生産・販売し、日本の食卓を支えています。

チキン事業

ヒナから商品化まですべて自社で行う一貫生産体制なので、品質へのこだわりや自信を持っている

部署内で完結させるのではなく、後継の部署に対する責任感を持って働ける

異動により様々な現場に携わることが可能!専門的な知識がなくても先輩方に教えてもらいながら豊富な経験ができる!

養豚事業

1農場あたりの飼育頭数が日本一!
大規模農場でしか経験できない飼育ノウハウを学ぶことができます

鹿児島県で働く
3つの魅力

鹿児島県はダイナミックな桜島を始め、一目見ると忘れられないような他県にはない不思議な魅力でいっぱい!
天然温泉がある日常や、海に囲まれた環境。鹿児島の人たちは穏やかで温かく、方言も楽しく感じます。
鹿児島は食と豊かな自然に囲まれた、トップクラスの農畜産業県です。魅力たっぷりの鹿児島県で働いてみませんか?

01 桜島を中心とした壮大なスケールの海と大地、そして豊かな自然!

北は鹿児島県本土から南は与論島まで、南北600kmにも及ぶ広大な土地と海、そして見れば見るほど圧倒される鹿児島のシンボル・桜島は、自然の美しさ、雄大さを私たちに教えてくれます。

02 おいしい食べものがたくさん!

周囲を海に囲まれ、広大な山々がそびえる鹿児島県はおいしい海の幸・山の幸がなんでも揃っています。

03 畜産物の生産量は日本でも屈指の規模!

豚・肉用牛(全国1位)、ブロイラー(全国2位)など畜産物の生産量は全国でもトップクラスの規模を誇ります。
畜産に携わりやすい環境が整っているのが鹿児島県の魅力です。
もちろんお肉の味もトップクラス!